ことのは便り

「◯◯してない人はダメ!」発信が、脳に与えるこわい影響。

こんにちは、日下真那実です。

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先日フォロワーさんから、こんなDMが届きました。

 

「◯◯してない人はダメ!
って投稿を見ると、
自分が当てはまってる気がして、
モヤモヤしちゃいます…」

 

うんうん、あるある~~~

 

 SNSでよく見る、こんな言葉たち。

  • 「〇〇できない人は成功しない」
  • 「行動できない人に未来はない」
  • 「〇〇しない人は信頼されない」

 

こんな“断言系の言葉”を目にすると、
つい「私、ダメな側かも…」って、
無意識に“自己否定スイッチ”が入ってしまう人も多いはず。

 

SNSの「強い言葉」には裏がある

でもね、よく考えてみてほしい。


こういう言葉って、
ほんまに誰かを否定したいわけじゃなくて、


目を引くための「フック」であることが多いんです。

 

たとえば「ポジショントーク」
っていうのもその一種。

 「私はこういう働き方を選んだ」
→だから「他のやり方はもう古い」
っていう、立場ありきの主張

 

でもそれを、
“自分に向けられた否定”
として受け取る必要は、
ま~~~~ったくないので安心してね~✋

 

私は、「誰かを否定しない言葉」を選びたい

私はこう思っています。

 

自分の考えは、
「誰かを否定しなくても」
ちゃんと伝えられる。

たとえば…

  • 「私はこういうやり方が合ってました」
  • 「こんな失敗があって、こうしてみたらうまくいったよ」
  • 「こう考えるようになって、気持ちが楽になりました」

 

そんなふうに、“自分の実感”として語れば、
相手にちゃんと届くし、押しつけにもならない。

 

🧠脳は、繰り返された言葉を「真実」と思い込む

ちょっと脳の話をすると──
私たちの脳は、
「何度も見た情報=大事なこと」
自動的に判断してしまう性質があります。


これを認知バイアスプライミング効果っていいます。

つまり、SNSで繰り返し

「〇〇できない人はダメ!」
みたいな言葉を見ていると…

 

最初は「そんなことないでしょ」
と思っていても、
だんだんと「本当かも…」
と信じ込んでしまうんです。(こわ)

 

なぜなら、脳は「正しさ」で
判断してるんじゃなく、

 


「何度見たか」
「どれだけ印象に残ったか」
で“重要”と判断するから。

 

無意識に、自分で自分をジャッジするようになる

その結果…

  • 「今日も朝活できなかった…私ってやっぱダメ?」
  • 「顔出ししてない私は、信頼されてないのかも」
  • 「継続できない私は、向いてないのかな…」

 

☞ 気づいたら、
自分で自分をジャッジして、
落ち込むクセがついてしまう。

 


これ、ほんまにこわいです。涙

 

情報は、受け取る自由も、流す自由もある

だから大事なのは、
どんな言葉に触れるかを
“自分で選ぶ意識”を持つこと。

 

  • 「ふ〜ん、そういう考えもあるんやな」
  • 「私はそうは思わんけど、それもアリやな」

 

って、一度“よそ事”として見る
だけで、心のダメージはぐんと減る。

 

最後に:誰かの言葉=自分の真実とは限らない

SNSでは、
極端な言い方・断言する言葉ほど目立ちやすい💦

 


でも、そのまま信じ込んでしまうと、
他人のフィルターで自分を測るクセ
がついてしまう。

だからこそ、

 

「どの言葉を信じるか」
「どんな考えを選ぶか」

 

は、自分で決めていい。
もっと自由に、もっと丁寧に💕

 

SNSでモヤっとしたときは、
「私が悪いんかな…」じゃなくて、
「ちょっと疲れてるのかも」と、自分をケアするサインにしてあげてね~🌿

 

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